目次
本に支配された、これまでの話
一時期、本を買いすぎていました。
買った分読めればいいのですが、読めないです。
読まないうちに次の本が欲しくなります。
また買って、本がどんどん家に溜まっていきます。
半分以上は読んでいない積読(積んだままで読んでない本)です。
原因はいろいろありそうです。
- うつ病による焦燥感
- 激しい興味の移り変わり
- とりあえず一通りそろえたくなる病
特に、ここ5年は興味の対象が激しく変わりました。
初めは、株で儲けてやろうと思いました。
初心者向けから難しめの本までそろえました。
結局、難しい本は読まずに実践。
個別株で数万の損失が出て、株は諦めました。
その後はプログラミングで副業しようと思いました。
関連する本を一式そろえました。
HTML、PHP、ウェブデザイン、Pythonなどいろいろ。
でも、結局1円も稼げず終了。
そんな感じでブームが来ては去っていきます。
その後も、作曲→ゲーム作成→ブログと興味が変わっていきます。
そのたびに本が増えていきます。
積読が増えていきます。
「週1冊ルール」の効果
5年間買い続け、最近これではいけないと思いました。
読まない本は無駄だろう、と。
いつか読むかもしれないが、その時はやってこないでしょう。
何より買って後悔している自分に気が付きました。
何か制限をしようと思い「1週間に1冊」というルールを決めました。
たくさん欲しい本があっても我慢して1冊。
初めは、欲しい本を買わないことは苦痛でした。
この本との出会いを逃したら、人生が失敗してしまう。
今買わないと大きな損をしてしまう。
そんな恐怖のような気持ちがありました。
でも、「1週間に1冊」ルールは自分には合っていました。
しばらくすると大きなメリットを感じ始めたからです。
ルールによるメリットは、
- 節約になる
- 本を真剣に選ぶことができる
- 買った本を真剣に読むことができる
- 気に入った本を何度も読むことができる
- 自分の人生をしっかりコントロールできている感覚
節約になる
本をたくさん買っていた時は値段は気にせず買ってました。
結果、家計がかなり圧迫されてました。
特に専門書などは高く、1,2万することもあります。
それを読まないで売ってしまうのですから、とんでもないです。
実際、年間20~30万ほどの節約になりました。
半分も読んでいないので、年間10万は捨ててたことに。
悲しすぎます。
真剣に選ぶことができる
週に1冊だけしか買えないので、真剣に選びます。
買っても読まない本や面白くない本は全力で避けます。
たいてい1週間のご褒美として買うので、失敗すれば次の週は地獄です。
面白くない本を後悔しながら読むことになります。
だから買うときは
- 必ず読める本
- 楽しく読める本
- 読んで役に立つ本
のような本を必死に選びます。
必死に選ぶので本を選ぶ能力も身に付きそうです。
真剣に読むことができる
真剣に選んだ本ですから、読むモチベーションも高いです。
1週間かけて真剣に本と向き合うことができます。
なんども読むことができる
買う本の数を制限することで、何度も同じ本を読めます。
1度目では気づかなかったことに気が付いたり、違う感想を持ったり新しい発見があります。
本を何冊も買うと新しい本を読むことに精一杯になりがちです。
1冊だけなら時間的に余裕ができて、気に入った本を何度も読めて楽しいです。
人生をコントロールできる
一番のメリットは「人生をコントロールできている感覚」を得られたことです。
自分で決めたルールを守ることができると自信が付きます。
その自信は「人生をコントロールしている感覚」からきます。
良くない習慣に対処できていることが自信になるのです。
本を山ほど買っていた時は、不安や焦りに支配されていました。
人生を何とか好転させたくて焦っていたのだと思います。
今もその焦りはありますが、以前より自制できるようになりました。
自分でルールを決め、それを守ることで少し成長できたかもしれません。
終わりに
もし、本を買いすぎていると思うことがあるのなら、自分でルールを決めてみることをおすすめします。
自分は週1冊にしましたが、人によってベストなルールは違います。
人によって読むスピードも違いますし、たくさん読めばいいというわけでもありません。
大切なのは自分をコントロールすることです。
焦りや心配から本を買っていた私は、「週1冊ルール」を決めて良かったと思います。
買って後悔することも無くなりましたし、節約もできます。
何より自分の人生をコントロールできる自信が少し付きました。